自習室の椅子に、8時間座り続けた人がいる。それだけで、何かが伝わると思う。

自習室の椅子に8時間座り続けた利用者の体験イメージ|長時間勉強でも集中できる快適な自習室の学習環境
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アンケートを読んでいて、気づいたことがある

自習室の感想といえば「静かでよかった」「集中できた」——そういう言葉が並ぶだろうと思っていた。実際、そういう回答は多かった。でも読み進めていくうちに、思わぬところで同じ言葉が繰り返し出てきた。椅子のことだ。

「椅子がよかった」「座り心地がよく疲れづらかった」「長時間座っても疲れることはなさそうなクオリティ」。勉強や仕事の感想を求めているはずのアンケートに、椅子への言及がこれほど多く登場するとは思っていなかった。利用者たちは、椅子のことを覚えていた。帰り道に、椅子のことを思い出していた。

10時間、座り続けた人がいる

アンケートの滞在時間の欄に、「10時から22時」という回答があった。12時間。また別の回答には「10時間」とある。朝来て、夜まで帰らなかった人がいる。

それだけの時間、同じ椅子に座り続けるということの意味を考えてほしい。図書館の固い木の椅子では、2時間が限界だ。カフェのおしゃれな椅子は見た目はいいが、腰にくる。自宅のダイニングチェアは高さが合わない。そういう「椅子との戦い」が、長時間学習の見えない障壁になっていることは、あまり語られない。

27歳の男性会社員はこう書いた。「椅子も長時間座っても疲れることはなさそうなクオリティ。忙しい社会人にとっては朝6時から24時まで利用できる平日コースがおすすめです」。椅子の話と、営業時間の話が、自然につながっている。長く座れる椅子があるから、長くいられる。長くいられるから、深く集中できる。そういうことだと思う。

「机の広さがちょうどいい」という絶妙な感想

椅子だけじゃない。机についても、印象的な言葉があった。42歳の男性はこう書いている。「机の広さが充分確保されていて、半個室の広さも丁度良いです。これ以上スペースがありますと、テキスト等を雑然と置いてしまうと思うので、私としてはとても集中できる環境を整えてくださっていると思いました」。

広すぎないことが、集中につながる。これは面白い視点だ。広い机は自由だが、自由は散漫につながることがある。必要なものだけを置ける、ちょうどいい広さ。設計に意図があることを、利用者は肌で感じ取っていた。

22歳の大学生が「気分が上がった」と言った理由

22歳の女性大学生の回答には、こんな言葉があった。「自習室でモニターに資料を映しながら勉強するということ自体、気分も上がるのでモチベーションの維持につながりまし

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この記事を書いた人

松尾 大造のアバター 松尾 大造 代表取締役

インプラス株式会社 代表取締役。自習室KAKOI(かこい)創業者。

大学受験を志す娘の保護者としての経験と、従来の自習室に対する課題意識から自習室KAKOIを創設。文京区を中心に7店舗を展開し、月間1,000人以上の方に利用される学習空間を提供しています。

全店舗の半個室ブース設計、利用プラン、経営戦略のすべてを手掛けており、「学習効果を最大化する環境」の実現に情熱を注いでいます。

利用者の安心安全を最優先し、デスク単位の防犯カメラ設置やデジタルキーによるアクセス管理を業界に先駆けて導入・運用しています。

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